ヴォーリズ 名建築見学ツア- 近江八幡

ヴォーリズ 名建築ツアー第2弾「滋賀・近江八幡 ヴォーリズ建築めぐり」を
令和5年5月23日(火)に開催します。

今回の見どころは、通常公開をしていない「ウォーターハウス記念館」「旧佐藤久勝邸」の見学です。
全行程、ヴォーリズ記念館館長のガイド付きとなりますので、どうぞお楽しみください。
お申し込みは モノコミュLINE・メール からお願いします。

「ウォーターハウス記念館」
ヴォーリズに出会いその人格、働きに共鳴したウォーターハウス氏(Mr.Paul.B.Waterhouse)は、近江伝道に協力するため近江ミッションに加入しここに入居しました。

建物はアメリカの伝統的な建築様式であるコロニアル・スタイルで、三階建て11室、ビルトインタイプの暖炉が5ヶ所、煙突が2本有り、当時の美しいヴォーリズ建築がよみがえり、この地域の洋館街の中でもひと際目を引いています。
平成21年8月 国登録有形文化財

「旧佐藤久勝邸」
ヴォーリズ事務所の建築部員であった佐藤久勝の自邸でした。

建物はスパニッシュを主調にスイスのコッテージ趣味を採り入れた住宅建築で,玄関の縁取りにみられる煉瓦タイルの扱いなど,事務所きっての名デザイナーといわれた佐藤久勝の手腕が遺憾なく発揮されています。
平成10年9月 国登録有形文化財

「アンドリュース記念館」
ヴォーリズの大学時代の親友であった”ハーバート・アンドリュース氏”を記念して、1907年(明治40年)に建てられたヴォーリズ建築最初の建物で、建設当初の会館は「アンドリュース記念近江八幡基督教青年会館(YMCA)」と称しました。
現在の会館は、当初建物があった位置から12m東方向の隣接地に、資材は古いものを再利用して移築したものです。
平成21年8月 国登録有形文化財

「ヴォーリズ記念館」
ヴォーリズ記念館はヴォーリズの自邸を公開したものです。内部には遺品や資料も展示しています。ヴォーリズは生涯私有財産を持たず、すべてを社会事業のために捧げ、自ら住んでいた住居(現ヴォーリズ記念館)さえも私物化しなかったのです。ヴォーリズが建築設計家として日本に遺した建造物は1600を数え、今も多くが現存しています。
平成4年 滋賀県指定有形文化財

「ハイド記念館」
ハイド記念館は1931年建設され、2003年3月まで幼稚園舎として使われていました。現在は、創立者ゆかりの品や絵画、パネルを展示、一般公開されています。暖かみあふれる校舎で、ヴォーリズ建築の優しい香りが伝わってきます。
2000年 国登録有形文化財